お互いの「認知特性」を知ろう
認知特性とは、神経心理学の分野で使われる言葉です。
ある物事を見たり聞いたりしても、
誰もが同じように見ていたり聞いていたりするわけではない、ということです。
ある物事を表現する方法も人によって異なる、ということです。
夫婦で話をしている際に、
「どうしてわかってくれないの」
「説明が下手!」
「病気(発達障害等)なんじゃないの?」
と思うことがあると思います。
しかし、この認知特性を知っていればパートナーを責めても仕方ない、
ということが理解できるかと思います。
人には得意不得意があります。
つまりパートナーに得意不得意があるのと同様に、あなたにも得意不得意があるわけです。
お互いの認知特性を知っていれば、
すぐに病気なのではないかと判断することもないですし、
相手を責めたり自分を責めたりする前に、一呼吸置くことができます。
一般的に以下のタイプがあります。
A 視覚優位者
– 写真のように二次元で思考するタイプ
–空間や時間軸を使って三次元で考えるタイプ
B 言語優位者
– 文字や文章を映像化してから思考するタイプ
– 文字や文章を図式化してから思考するタイプ
C 聴覚優位者
– 文字や文章を、耳から入れる音として情報処理するタイプ
– 音色や音階といった、音楽的イメージを脳に入力するタイプ
お互いのタイプに合わせた話の仕方をしてみてはいかがでしょうか?
《参考文献・引用》
『医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た6つのパターン』
本田真美 著 2012 光文社新書
共依存で悩むあなたに「とことん付き合う」の精神で活動。あらゆるジャンルの学びから日常生活におけるささいな気付きまで、すべてをカウンセリングに活かす貪欲さを意識。 機能不全家庭で育ち、大学時代に共依存を研究、銀行員を経て、不倫をされ離婚したことをきっかけに現在のカウンセラーの道へ。7年間で約1,500名、カウンセリング回数約10,000回の経験から得たものを還元できるよう尽力。現在は再婚し、子育てから多くのことを学ぶ日々、そして感謝。→詳しいプロフィールはこちら