自分の話を聞いてもらい、相手の本音を引き出す秘訣
「どうして私の話を聞いてくれないの!?」
こんな気持ち、夫、妻関係なく両者にあると思います。
でもそれを言い続けた結果、聞いてくれたことってあるでしょうか?
ないですよね?
まずはパートナーの話を聞いてあげましょう。
そうすれば相手は、
「返報性の原理」であなたの話を聞いてくれる確率は上がるでしょう。
ただし、当然のことですが、
「聞いてあげたんだから私の話も聞いてね」
という雰囲気を出して聞いてはいけませんよ。
そういう雰囲気は伝わってしまうものです。
これは話を聞いてもらうということだけでなく、
いろいろな場面で使えます。
何か買って欲しいものがあれば先に買ってあげる。
まずは自分から与える。
簡単なようで難しいです。
さらにこれは自分の話を聞いてもらえるだけでなく、
相手に本音を言ってもらえることにもつながります。
あなたがちゃんと聞いていれば、
相手はあなたのことを、
「あなたに話せば話をちゃんと聞いてもらえる」
「ちゃんと聞いてもらえる安心感がある」
と思ってもらうことができ、
結果として、本音を話してもらえます。
夫婦の間ではもちろんすべてを話す必要はなく、
時には話さない方が良いこともありますが、
いつも安心して話ができるという安心感は不倫を防ぐことにもつながります。
仮に他の人に心が移りそうになっても、移ってしまったとしても、
あなたが最終的な「帰る場所」となるでしょう。
夫婦共にこのようなスタンスでいられると良いですよね。
また、夫婦問題を抱えている方は聞く(聴く)ということを勘違いされていることが多いです。
まず、パートナーの話を聞いている時間があなたが話す時間よりも長いからといって、
しっかり聞いているということにはなりません。
時間の長さは関係ないということです。
そして、もう一点ですが、話を聞いているとしても、
「話を聞いていますよ」というサインを示さないと、
相手にとっては「聞いてもらえたことにはならない」ということです。
ここでいうサインというのは、相槌のことです。
最低限頷くことくらいはしてくださいね。
もちろん言うまでもありませんが、気持ちを込めてですよ。
共依存で悩むあなたに「とことん付き合う」の精神で活動。あらゆるジャンルの学びから日常生活におけるささいな気付きまで、すべてをカウンセリングに活かす貪欲さを意識。 機能不全家庭で育ち、大学時代に共依存を研究、銀行員を経て、不倫をされ離婚したことをきっかけに現在のカウンセラーの道へ。7年間で約1,500名、カウンセリング回数約10,000回の経験から得たものを還元できるよう尽力。現在は再婚し、子育てから多くのことを学ぶ日々、そして感謝。→詳しいプロフィールはこちら
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