夫婦間の共依存 | 共依存克服・夫婦問題カウンセラー大村祐輔

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夫婦間の共依存

共依存・夫婦問題カウンセラー大村祐輔です。

 

共依存夫婦の特徴-共に自立できていないことによる悲劇-

夫婦問題を検証すると共依存が隠れているケースが多いです。

逆に言えば共依存であることを自覚し、問題に発展する前に防いでしまえば良いのです。
共依存だと気付いてもがっかりすることはありません。

 

どう考えても「離婚した方が良い、別れた方が良い」と頭ではわかっていてもなかなか離れられない、

 

あなたは今そんな関係性ではないでしょうか?

 

だとするとそれは共依存関係かもしれません。

 

夫婦がお互いに支え合って生きていくことは大事なことですが、それが過度になるとバランスが崩れてしまいます。

 

夫婦両方が、人と人との距離間が取りづらかったり、適切な境界線を引くことができない人であると共依存に陥る可能性は高くなります。

 

夫婦の片方だけでもバランスは崩れます。

共依存やアダルトチルドレンの特徴を少しでも改善することでバランスを整えることができます。

共依存・アダルトチルドレンのチェックリストはコチラ

 

モラハラを受けて離れたいと思っていても、経済的・精神的に自立できていないことにより、離婚への勇気が持てない。

アルコール依存症やギャンブル依存症のパートナー(夫や妻)をなんとかしてやりたいと思いつい援助してしまう。

浮気(不倫)をされて恨みつらみがあるけども、特に何かできることがない。

 

いろいろと理由があると思いますが、まず共依存夫婦の特徴を見ていきましょう。

 

《共依存夫婦の特徴》

 

<①相手に対する過保護>

 

まずは過保護です。

 

相手に尽くし過ぎている、相手をコントロールしようとしている、と言い換えても良いと思います。

 

自分よりも相手を優先してしまい、相手の一挙手一投足が気になり過ぎてしまうのです。

 

常に先回りしてやってあげてしまうことはないでしょうか?

 

それを続けていくと、相手はあなたが当然にやってくれると思ってしまい、成長がありません。

そう考えると、パートナーのモラハラを自分が引き出しているかもしれないという視点も出てきます。

 

勝手にやってあげているのは自分なのに、当たり前だと思われていることに対して怒りはないでしょうか?

結局自分のためにも相手のためにもならないのです。

 

脳というのは不思議なもので、嫌いなパートナーに対して尽くすことによって、自分は尽くしているということはパートナーのことを好きなんだ、と誤解してしまうことがあります。

 

こうして愛情と執着を間違えることがあります。

一度尽くすことを止めてみると自分の本当の気持ちに気付くことがあります。

 

<②相手が自分に依存してくれることに安心する>

 

「自分がいないと相手は生きていけない」という思いがあるなら、見直す必要があります。

 

「パートナーが自分の世話を受けていないと生きていけない」という状態をどこかで望んでいないでしょうか?

「自分からパートナーが離れないようにするために世話をしている」ということはないでしょうか?

見捨てられ不安が動機であるなら不健全です。

 

見捨てられ不安についてはコチラ

 

<③相手に対する過干渉>

 

続いて過干渉ですが、過干渉を続けていくと、今までと変わらず特別何か大きな出来事が起きていないにも関わらず、 いつの間にかすれ違いが起きてしまうことがあります。

 

すれ違いを作り出してしまうと言い換えても良いかもしれません。

相手からしてみると束縛と映るかもしれません。

 

夫婦で同じ屋根の下で過ごしていると、 当然に別々に過ごしていた時には目にしなかった行動を目撃することが出てきます。

自分だけの時間や友人との時間というのは誰しもあるものです。

 

それが、 旅行に行くことなのか、 友達とのんびりお茶することなのか、 一人で本を読むことなのか、 たっぷり眠ることなのか、 それは人によって千差万別ですが、 そのような時間はそれぞれあり、お互い様です。

 

<④被害者意識が強い(「認知のゆがみ」が激しい)>

 

このようなパートナーの行動を見て、

自分はこんなに一生懸命仕事をしているのに、

自分はこんなに一生懸命家事育児をしているのに、

なんでそんなに自由にしているんだ!

という思いが生まれることがあります。

 

でも果たして本当にそうでしょうか?

 

自分が勝手に干渉してネガティブな意味付けをしていないかチェックが必要です。

 

「どうせ何もやってくれていない」という目で見ていませんでしょうか?

そういった目で見ればやってくれていることが見えなくなってしまいます。

(「認知のゆがみ」の0か100か、白か黒か、全か無か思考ですね)

 

そういう意味では、パートナーへの不満を自分で作り出しているようにも思えます。

行動一つ一つにあなたに対しての特別な意味はないのです。

 

ただただ今までの習慣で、本を読んだり、眠ったりしているだけなのです。

別々に暮らしていた時からあった行動なのです。

 

あなたがパートナーに対していつもネガティブな意味付けをしていては、仮に楽しいことや嬉しいことがあっても話してくれなくなるかもしれません。

 

自分の時間があったおかげでストレス発散ができていて、今まで上手くいっていたのかもしれません。

自分の時間がなくなれば、あなたにアタってしまうこともあるかもしれません。

 

どんな理由であれして良いことにはなりませんが、パートナーが浮気(不倫)をしたくなるように自分が仕向けているということにもなりかねません。

 

物事を主観を入れずに、「認知のゆがみ」なしでありのまま見ることが大事です。

 

上記のように、過保護・過干渉であることは、

<⑤一心同体感が強い・個の尊重ができない>

<⑥自分一人でいられない>

ということにつながります。

 

健全な家庭で育っていればパートナーの個の時間を尊重できます。

パートナーはすべての時間を自分のために使わなければいけない

という考え方は依存的で不健康です。

 

ではいったいなぜ相手の時間を尊重できなくなってしまうのでしょうか?

 

それはやはり自己肯定感が低いことが原因となります。

自分一人でいられない、誰かに常に構ってもらいたい、

いつも誰かに自分を見てもらいたい、認めてもらいたい、

という強い承認欲求があり、

 

それはつまり、

「パートナーが自分の時間を持つこと=自分のことを軽視している」

と捉えてしまうことにつながります。

 

もっとひどい場合には、

「自分のことを裏切った」

「あいつは(悪い意味で)変わった」

などと捉えてしまうことにもつながります。

 

不健全な家庭で育った人はパートナーとの境界線というものがわかりづらい特徴がありますが、健全な境界線を裏切りと捉えられてはパートナーとしてはたまったものじゃないですよね。

 

「自分は相手がいないと生きていけない」という状態を脱しましょう。

一人でいられる自分を作りましょう。

機能不全家族のチェックリストはコチラ

共依存夫婦が形成される原因

上で記載した特徴はそのまま原因と言い換えても良いと思います。

 

「自己肯定感が低い」

「被害者意識が強い(「認知のゆがみ」が激しい)」

「自分一人でいられない」

等がそうですね。

 

それぞれの原因が絡み合って共依存を形成していることがわかると思います。

 

<自己肯定感が低い>

 

自己肯定感が低いと、そのままの自分でいることができず、どうしたらパートナーに見捨てられないようにいられるか、何をすれば自分はパートナーに認められるのか、ということばかり考えるようになり、他者優先になります。

 

自分がパートナーから嫌われてしまうことを恐れるあまり、結果として、パートナーのニーズを観察しているようで観察できていない、ということも起こり得ます。

 

望まれていないことを望まれていると勘違いして行動してしまう、ということです。

 

恩着せがましくなり、「なぜ感謝してくれないのか」と一人不満を抱えることになります。

 

良い反応を得られないのは「自分のやり方が悪いんだ」「我慢が足りないんだ」と思ってしまうと良い反応を得られるまで続けてしまうことにもなります。

 

「自分はいつも相手のことを考えている」と自信を持って言う方も、本当に相手のことを正しく考えられているかというと実はあやしいです。

 

ある意味で自己中心的であり、ここに気付いて認めることができないと、安定した夫婦関係を築くことはできません。

 

<被害者意識が強い(「認知のゆがみ」が激しい)>

 

被害者意識が強いと、パートナーの言動や行動の意図を読み違えてしまい、何事も自分への批判や攻撃と受け取ってしまい、さらに自己肯定感が低くなるという悪循環に陥ります。

 

パートナーがただ事実を伝えているだけなのに批判や攻撃と受け取ってしまう方も多くいます。

 

自分の思考パターンや行動パターンをまず知ることが必要不可欠です。

まず知ること、についても相手よりも自分が先です。

 

<自分一人でいられない>

 

自分一人でいられないということは、何よりも共依存関係を加速させます。

モラハラやDVを受けても、一人になって孤独になるよりもマシだという思いが優先されてしまうからです。

 

「一人でも人生を楽しめるけど、二人でいたらもっと楽しめるよね」

という状態がベターです。

 

その他にどんな原因が絡み合っているのかを記載していきます。

 

<決断ができない、責任を取れない、断れない>

 

それだけ自己肯定感が低いと言えると思います。

何かを決める際に決断や責任を押し付け合う夫婦が散見されます。

 

特に離婚に関しても「もう離婚だ!」と声を荒げる割に自分で行動に移さず、相手が動いてくれるのを待つ、という人がいますが、それは依存です。

 

ちなみに「断る」というのも、いろいろな選択肢の中から不要なものを切り捨てる、という意味で決断と言えますので、「断れない」というのは「決断できない」ということになります。

「断ったら嫌われてしまう」という見捨てられ不安が根底にあります。

 

<意見が言えない>

 

自分の意見を言うことに怖さを感じている、あるいは罪悪感すら覚えるという人がいますが、自分の意見を言うことは普通です。

意見を言うという当たり前のことを否定するような人とは関わってはいけません。

 

決断ができないということにもつながってきます。

夫婦問題というのは決断の連続ですから、お互いがそれぞれに依存していれば何も進みません。

 

モラハラ加害者については、一見意見を言えているように見えますが、相手の意見を聞くことを避けるために一方的に言い負かすという意味で、自信がないと言えます。

 

そういう意味では意見を言うことすらせず暴力で解決しようとするDV加害者は論外ということになります。

 

モラハラの中でも「無視」という行為がありますが、これも同じく相手の意見を聞くことへの回避、と言えます。

 

このようなモラハラやDVがあったとしても、それに対して抵抗できずに我慢してしまう側も問題です。

 

このような共依存の夫婦関係を子どもに見せてしまうと、(両親が示した)共依存関係が人間関係を構築する際のモデルになります。

そういった連鎖の問題も頭に入れておきましょう。

共依存の連鎖についてはコチラ

 

夫婦共依存を克服するためにできること

<共依存夫婦であることを自覚し、認めること>

 

まずは当然ながら自分たち夫婦が共依存関係にあることを自覚することが大事です。

そして認めることです。

 

どちらか一方だけが自覚して認めるだけでは克服は難しいです。

問題から逃げていては問題は深まるばかりです。

 

そして、共依存について書かれているもの(私のHPやブログ他様々な書籍やネット情報)について、自分のこととして読むことです。

 

お客様を見ていて思うのは、「これ夫(妻)に当てはまるな」というように相手を想定して読んでいる方が多いなということです。

 

相手を変えようとするために読むのではなく、自分のために読んでください。

 

それぞれが自分のために読むことが克服の条件となります。

 

言い換えると、

それぞれが自身の共依存やアダルトチルドレンの特徴を克服すること、

と言えます。

 

<自分の意見を持つこと、表現すること>

 

あなたはパートナーと何かを決断する時に、

「なんでも良いよ」

「どちらでも良いよ」

「好きにして良いよ」

が口癖になっていませんか?

 

パートナー任せにすることで責任から逃れることができます。

 

仮に失敗した場合でも、パートナーを信頼して決めてもらったことですから責めることができません。

 

「信頼しているのでパートナーが決めたことであれば文句はありません」と言い、意識の上で100%「OK!」と感じていても、実は無意識下では負の感情が蓄積してしまうものです。

 

一見夫婦の信頼関係が構築されているように見えますが、実はそれは「依存」であり、さらにはあなたの自己肯定感を下げる考え方でもあるのです。

 

意見を言わないにしても、少なくとも自分の意見を考えることから始めましょう。

 

あなたは自分で決定(決断)できているでしょうか?

 

「なんでも良いよ」が自己肯定感を下げる!?
負の感情と書きましたが、どんな感情かというと、「自分で決めていない」という感情です。

しかも無意識下(心理学的には潜在意識)で蓄積されます。

 

さらには自分では気がつかないうちに、負の感情をパートナーへの不満にすり替えています。

これを私は「身勝手な感情のすり替え」と呼んでいます。

パートナー任せにしておきながら、勝手にパートナーへの不満を溜め込んでいるのです。

 

自分の意見を何も持たずにパートナーが決断したということは、その決断が自分にとって良い結果であれ悪い結果であれ、自己肯定感を下げることになります。

パートナーに決定してもらったこと自体が自己肯定感を下げる原因となるのではなく、自分の意見を何も持たずに完全にパートナー任せにした場合に、自己肯定感を下げる原因となります。

行動が最大の暗示、とよく言われますが、「自分の意見を持たずにパートナー任せにした」=「自分は意見を持てない人だ」「自分は意見を言えない人だ」という暗示になってしまうのです。

 

これを防ぐには、最終的にパートナーが決定することになったとしても、自分の意見を言うことです。

言えないにしても、必ず自分の意見を頭の中だけで最低出しておくことです。

結果(パートナーが決める、パートナーの意見が採用される)は問題ではなく、ちゃんと自分の意見を言えたか、あるいは持てたか、が大事なのです。

 

 

<一人で居られるようにする・他の自分の居場所を作る>

 

一人で居られるようにとはいかないまでも、他に自分の居場所を作ってください。

居場所というのは職場でも構いません。

 

働くということはお金を稼ぐだけが目的ではありません。

 

狭くなっていた視野を広くすることや他人の家庭について知る機会にもなります。

ブランクがある方は自信を取り戻す機会にもなります。

 

習い事でも構いません。

これについても、習得することだけが目的ではなく、そこで出会う人間関係によって他人の価値観に触れるということも目的の一つです。

 

結婚して仕事や習い事等で外の世界に触れる機会が減った方であっても、結婚前は積極的に触れる機会を作っていたという方は多いです。

 

今現実的に外の世界に触れることができないという方は、ぜひ結婚前の自分と結婚前の生活を思い出していただきたいと思います。

 

それだけで、今の自分がいかに狭い世界で生きているかに気が付けるはずです。

 

<夫婦カウンセリングを受ける>

 

どうしても克服が難しいということであれば、夫婦カウンセリングをおすすめします。

一度心がすれ違い、信頼関係が崩れると、相手の発言をネガティブに捉えがちです。

 

ありのまま見聞きすることができません。

ねじ曲げて解釈してしまうものです。

 

お互いがお互いに対してどんなに正しいことを言ってもその正しさは無力です。

それはあまりにももったいないことです。

 

二人の言語を翻訳するお手伝いをいたします。

 

もちろん私でなくても構いませんが、「あなたが男らしくないから(女らしくないから)いけないのよ」等といった非建設的なアドバイスをするようなカウンセラーはおすすめしません。

夫婦カウンセリングについてはコチラ

この記事を書いた人
共依存・夫婦問題カウンセラー大村祐輔
9年間で約800人、60分×約13,000回のカウンセリング実績から得た知識や経験を還元できるよう日々尽力しています。
大村の理念は「夫婦問題を解決して終わりじゃない」「離婚して終わりじゃない」「根本からの自己改革」です。
共依存で悩むあなたに「とことん付き合う」の精神で活動しています。
日本学術会議協力学術研究団体 メンタルケア学術学会認定 メンタルケア心理士 資格番号E1607030023
一般社団法人 ハッピーライフカウンセリング協会認定 離婚カウンセラー 会員番号200017
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