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夫(妻)を許せない原因は「自己評価の低さ」だった:相手を責めすぎてしまう人の心理

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カウンセリングをしていると、夫(妻)への評価が実際よりずっと厳しくなっている方に多く出会います。「なぜこんなに相手が許せないんだろう」と悩んでいる方も少なくありません。10年・累計15,000回以上のカウンセリングの現場から、気づいたことがあります。

その原因の多くは、相手ではなく自分の自己評価(立ち位置)のズレにあります。

この記事の結論

自己評価が低いと、自分の能力を「平均的」と思い込み、本当は平均的な相手を「極端にできない人」と誤って評価してしまいます。自分の立ち位置を正しく知ることが、対人関係を変える出発点です。

【重要】本記事は、カウンセリング現場での経験をもとに執筆しており、特定の個人や関係を断定・診断するものではありません。記事の内容はあくまで一つの視点としてご活用ください。

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問題の構造:なぜ相手を過度に批判してしまうのか

評価のズレが生む誤解

分かりやすく数字で説明してみましょう。ある能力について1〜10の段階(1が低く、10が高い)で評価するとします。

客観的に見てあなたが7〜10レベルの能力を持っているとしても、自己評価が低いために「自分は4〜6(平均的)」だと思い込んでいるとします。すると何が起こるでしょうか。

あなたより能力の低い人(実際は4〜6レベル)に出会った時、「この人は、平均レベルである自分より劣っている」と判断し、その人を1〜3レベルと評価してしまいます。実際は平均的な人を、極端に能力が低い人として判断してしまうということが起きるのです。

カウンセリングの現場でこのパターンを見ていると、当事者は「自分の評価は正しい」と信じて疑いません。それが問題をより複雑にします。自分の見方がずれているとは思っていないため、修正のきっかけがつかみにくいのです。

「察する力が高い」のに、なぜ夫婦関係でぶつかるのか

self evaluation bias diagram 夫(妻)を許せない原因は「自己評価の低さ」だった:相手を責めすぎてしまう人の心理

カウンセリングに来る方に共通する特徴

私のお客様の多くは、幼少期から親の顔色をうかがって生きてきた方です。そのため、人の気持ちを察する力が客観的に見て7〜10レベルと非常に高い方が多いです。

ところが、ご本人はそれを「自分は平均的(4〜6レベル)」だと思っています。長年、その能力を「当たり前のこと」として使ってきたため、それが人より優れているという認識がないのです。

察する力のズレが夫婦関係で起こす問題

このズレが夫婦関係で具体的な摩擦を生みます。パートナーが自分ほど気持ちを察してくれない時、「平均レベルである自分より察する力がない」と判断し、パートナーを1〜3レベルと評価してしまいます。

結果として「あなたは人の気持ちが全然わからない人だ」と必要以上に責めてしまうのです。パートナーからすれば「これまで誰にもそんなことを言われたことがないのに」と困惑するばかりです。この構図が繰り返されると、関係は少しずつ消耗していきます。

自分の立ち位置を正しく知っていれば

もし自分の察する力を7〜10レベルと正しく認識していれば、「自分が人より察することができるだけで、パートナーは平均的。特別責めることではない」と冷静に判断できます。責める必要がなかったことに気づけるのです。

【補足】「察した」は「理解した」ではない

察する力が高い人ほど、陥りやすい落とし穴があります。察することと、実際に相手の気持ちを理解することは全く別のことです。

察した瞬間「わかった」という感覚が生まれますが、それはあくまで自分の中で生まれた解釈にすぎません。確認しないまま「察した=理解した」と思い込むと、すれ違いはむしろ深まります。察する力が高いほど解釈への自信も強くなりがちです。「自分の察しは合っているか」を相手に確認する習慣を持つことが重要です。

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自己評価が低い人に共通する「気づかれない強み」

共依存傾向のある方に多く見られる特徴として、以下のような能力が挙げられます。

  • 空気を読む力
  • 先のことを考える力
  • 先回りして相手のためにしてあげる力
  • 人の気持ちを察する力

これらは客観的に見ると人より優れた能力です。しかし本人にはその自覚がほとんどありません。幼少期から「やって当たり前」として使い続けてきたため、それが特別な能力だという感覚が育っていないのです。

また、これらの能力は共依存の特徴とも重なります。つまり「相手のために尽くす力」が高いほど、自分を後回しにし続けた結果として自己評価が低くなりやすい、という構造があります。能力と自己評価の低さはセットで生まれやすいのです。

傷つきやすい人が、かえって関係を浅くしてしまう理由

自分を基準に相手を見てしまう

お客様の多くは非常に傷つきやすい方が多いです。しかしその傷つきやすさを自覚していないために、別の問題が生じます。「相手も自分と同じくらい傷つきやすいだろう」と無意識に思い込んでしまうのです。

実際には相手はそれほど傷つかないタイプであっても、「この話題は傷つけてしまうかもしれない」と過剰に気を遣い、当たり障りのない会話しかできなくなります。

気遣いすぎが関係の深まりを妨げる

その結果、相手との関係がなかなか深まらないという問題が起きます。本当は踏み込んでも大丈夫な話題でも、自分基準の気遣いがブレーキになってしまうのです。

自分が人より傷つきやすいと正しく認識できていれば、「相手はもう少し踏み込んだ話をしても大丈夫」と判断でき、より深い関係を築けるはずです。傷つきやすさは決して欠点ではありませんが、それを自覚せずに使うと、自分も相手も窮屈にしてしまいます。

この「立ち位置のズレ」は、あらゆる場面で起きている

ここまで「察する力」と「傷つきやすさ」を例に挙げましたが、同じズレはほかの場面でも起きています。 

  • 意見を言う力
  • 物事を深く考える力
  • 多角的思考力
  • こだわりの強さ
  • 記憶力・判断力

例えば「意見を言う力」が高い人は、自分の意見が論理的で整理されていることを「普通のこと」だと思っています。そのため、意見をうまくまとめられないパートナーを「なぜこんな簡単なことが言えないのか」と必要以上に責めてしまいます。

「物事を深く考える力」が高い人は、表面的な会話しかしないパートナーに「この人は何も考えていない」と感じやすくなります。

どの能力においても、自分の立ち位置を知らないまま相手を見ると、評価は歪みます。

自分の立ち位置を知るには

1. 多くの人と関わる経験を増やす

自分の立ち位置を知るための最も基本的な方法は、さまざまなタイプの人と実際に関わることです。「こういう人もいるんだ」という経験の積み重ねが、自分の基準を相対化してくれます。

ただし、自分の見方で見ている限り、経験を増やしても意味がありません。経験を正しく解釈するためには、次の「専門家に聞く」が必要です。

2. 客観的な意見を持つ専門家に聞く

多くの人と接してきた経験を持つカウンセラーは、「あなたのその力は人より高いですよ」と具体的に伝えることができます。自分では気づけない立ち位置を、外側から示してもらうことが最も効率的です。

自分の立ち位置は、自分一人で正確に把握するのが最も難しいことのひとつです。だからこそ、専門家のサポートが有効なのです。

立ち位置を知る上で注意すべきこと

何事においても自分基準で判断しない

自分の感覚や経験は「普通」ではなく「自分のもの」にすぎません。それを無意識に標準として相手を測ってしまうことが、評価のズレを生む根本原因です。

無条件に自分を標準に置かない

「みんなこのくらいはできるだろう」という思い込みは、自分の立ち位置を正しく知れていないサインです。自分を基準にした瞬間、相手への評価は歪み始めます。

自分の経験や理解力を過信しない

いくら経験を積んでも、自分の見方を通じて解釈している以上、客観性には限界があります。「わかっている」という感覚こそが、盲点を生みやすいのです。重要な補足:察することと理解することは別

この記事のまとめ

自分の立ち位置のズレは、悪意なく相手を傷つけ、関係を消耗させます。この記事でお伝えしたことを整理します。

  • 自己評価が低いと、自分より能力の低い相手を実際よりも極端に「できない人」と評価してしまう
  • 察する力・空気を読む力・先回りする力が高い人ほど、それを「当たり前」と思い込んでいるため自覚がない
  • 傷つきやすさを自覚していないと、相手への過剰な気遣いが関係を浅くする原因になる
  • 立ち位置(自己評価)のズレは夫婦関係だけでなく、あらゆる対人場面で影響する
  • 自分の見方で見ている限り、経験を増やしても立ち位置は正確にはわからない
  • 自分を基準に判断しない・標準に置かない・過信しないことが、健全な対人関係の土台になる

謙虚さは大切ですが、心の中では「自分の得意なことはある」と認識しておくことが、相手を正しく見るための出発点になります。


【この記事を読み終えたあなたへ】

自分のパターンを客観的に知ることが、夫婦関係を変える最初の一歩になります。

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免責事項(必ずお読みください)

本記事は、特定の診断や疾患の確定を目的としたものではありません。相談現場で多く見られる「関係性の傾向」や「心理的な構造」を、一般的な情報として整理しています。内容はすべての人や関係に当てはまるものではありません。心身の不調が強い場合や日常生活に支障がある場合は、医療機関・専門機関への相談もご検討ください。また、身の危険を感じる場合は、すぐに警察や配偶者暴力相談支援センターにご連絡ください。なお、本記事の情報を参考に行動される際は、ご自身の判断と責任でお願いいたします。私は共依存・夫婦関係の整理を専門とするカウンセラーとしての相談経験をもとに執筆していますが、効果や結果を保証するものではありません。

参考文献

榎本博明(著)『自己評価の心理学』朝日新聞出版、2004年
デイヴィッド・ダニング(著)友清哲(訳)『自分の「能力」はどこまで正確にわかるか?』東洋経済新報社、2015年
バンデューラ, A.(著)本明寛・野口京子(訳)『激動社会の中の自己効力』金子書房、1997年
ギロヴィッチ, T.(著)守一雄・守秀子(訳)『人間この信じやすきもの——迷信・誤信はどうして生まれるか』新曜社、1993年

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