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共依存脱却の教科書

共依存の3つのパターン

共依存状態になっている方には共通する思考パターンがあります。

 

「自分さえ我慢すれば(耐えれば)良い関係が築けるだろう」

 

です。

 

とにかく相手に尽くします。
そして尽くしていることに対して自覚がありません。

 

自分よりも他者を優先することを自己犠牲と言いますが、自覚がないのは、共依存者にとってそれ(自己犠牲)は当たり前のことだからです。
これまでそうやって尽くすことが人と良い関係を築く方法であり、自分を守る方法でもあったからです。

 

ただし、それは誤った成功体験です。
たまたま上手くいっていただけなのです。

 

今このページを見ているということは、配偶者(パートナー)と上手くいっていないからではないでしょうか?

 

上手くいかなくなって良かったと思います。
共依存という言葉を知り、気がつけるきっかけとなったのですから。

 

また、このような方で「自分のことが嫌い、好きになれない」と感じていない方に出会ったことがありません。
皆さん総じて自己肯定感が低いです。

 

共依存関係が作られるパターンは主に3つありますが、自己肯定感が大きく関わってきます。

 

1つ目のパターンは、

 

両者共に自己肯定感が低い人どうしの場合。

が挙げられます。

 

共依存者は自分の心を埋めるために相手の世話をしようとします。

依存者は空いた心を相手に埋めてもらおうとします。

 

2つ目のパターンは、

 

依存者側が元々健全な相手を共依存者に仕立てあげるパターン。

 

3つ目のパターンは、

 

共依存者が元々健全な相手を依存者に仕立てあげるパターン。


あなたもこのいずれかのパターンで共依存が形成されてしまったのではないでしょうか?

1つ目のパターンは言わずもがなですね。

互いの自己肯定感が低いので、両者共に自立できていない状態。
つまり相手を何かしらの方法で頼らなくてはいけないし、頼ってもらわないといけない状態です。

 

この関係はお互いが成長できない関係です。

 

例えばどちらかが前向きに変化しようとすると、もう一方の人が前向きに変化しようとしている人のことを(無意識的あるいは意識的に)引きづり下ろそうとします。

相手の自己肯定感が上がってしまうと自分を頼ってもらえなくなるからです。


どちらも不健全ですので両者共にますます自己肯定感が下がり、縮こまってしまいます。
最終的には共倒れとなります。

 

2つ目のパターンは、

健全な側が依存者側に飲み込まれてしまったパターンですが、

 

エナジーヴァンパイアという言葉があるように、エネルギーを吸い取られ、自己肯定感を下げられてしまった、
という言い方が正しいかと思います。

 

依存者側からの「死にたい」「助けて」等のヘルプに対応できない自分を「ダメな人間だ」と思うことで自己肯定感が下がり、両者共に自己肯定感が低い状態になり、1つ目のパターンに移行することがあります。

元々あった境界線がだんだんと薄められてしまったということです。

 

3つ目のパターンは、

共依存者の過剰な甘やかしによって、健全な相手から自分を頼ってもらえるようにするケース。

元々自己肯定感が低い共依存者が、
相手を自分の自己肯定感レベルまで引きずり下ろしてしまうのです。

 

このパターンは、パートナーに仕事をさせない、車の免許を取得させない、といったモラハラ行為とも言える行為をすることによって、自分を頼らざるを得ない状況を作ることで生まれることもあります。

 

2つ目のパターンと3つ目のパターンに共通していることは、相手に対して罪悪感を与えて支配しているということです。


これはモラハラ加害者や毒親に共通した支配の仕方でもあります。

 

自己肯定感について誤解していませんか?

そして、どのパターンにしても自己肯定感の低下が問題となります。

 

あらゆる人間関係において重要になってくる自己肯定感。
自己肯定感の低さはいわゆる「生きづらさ」の根底にあるものです。


ではこの自己肯定感について改めて見ていきましょう。


自己肯定感とは読んで字のごとくですが、


「自己を肯定する感覚」のことを言います。
「自分は大切な存在だ」という感覚です。


自己肯定感が高いと「自分は大切な存在、価値ある存在だ」と感じている、ということになります。


逆に言えば、自己肯定感が低いと「自分は不必要で無価値だ」と感じている、ということになります。


この自己肯定感ですが、難しいところ、注意していただきたいことがあります。

 

それは、

 

「自己肯定感が高い=自信がある」とは限らない

 

ということです。

 

例えば、どんなに自信にあふれているように振舞っても、それが、自分の弱さから目を背けた上での自信であれば、それは自己肯定感が高いとは言わないのです。

 

逆に言うと、自信がなくても、自分の弱さに向き合って、そのありのままの自分を認めているのであれば、自己肯定感が高いと言える、ということです。

 

この、「自分の弱さに向き合って、ありのままの自分を認めている」、ということを自己受容と言います。

 

自己肯定感の前には必ずこの自己受容が必要となります。

 

自己受容が土台となって初めて自己肯定感を高めていくことができます。

 

「実際の自分」と「自分が思っている(または思おうとしている)自分」とがあまりにもかけ離れている場合に、自己肯定感が低い、と言えるでしょう。
実際の自分を否定しているわけですからね。

 

つまり、自己受容できていない、ということになります。
(もう少し簡単に言うと、実際の自分は20点なのに80点、あるいは実際の自分は80点なのに20点、と思おうとしたり、またはそうとしか思えない、という状態が自己肯定感が低いということです)

 

他の言い方で表現すると、自己肯定感が高いということは、
実際の自分が理想の自分に到達していなくても、それで自分の存在を否定することにはならない、
ということを表していることになります。


(自己受容もできている、と言えます)

(余談ですが、以上を踏まえると、実際の自分が理想の自分に遠く及ばないのにそれを認めず上辺だけの自信で身を守っている人というのは、そうすることで、実際の自分には価値がないのだと暗示をかけているようなものなのです。これが不健全な自己愛です。この不健全な自己愛が肥大化すると自己愛性パーソナリティ障害に発展します)

 

また、あくまでも自分が自分をどう感じるか、という感覚であるため、数値で示すことはできません。


他の誰かと比較できるものではないので、自分が自分のことをどう思うかで判断されます。

つまりどんなに周りが、


「あなたは自信に満ちあふれていて、家庭も理想的で、容姿も素晴らしく、仕事も立派にこなしていて、非の打ち所がない人だね…云々」


と思っていても、

自分で自分を否定的に捉えていれば、それは「自己肯定感が低い」ということになります。


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何事も捉え方次第

また、似たような言葉に、自己効力感(セルフ・エフィカシー)というものがあります。

これは、


ある目標を設定してその目標に向かって活動する際に、
自分自身がその目標を達成できるだろうという確信に近い認知のこと、


を言います。


多少の問題が生じても自分で解決することができるし、
場合によっては周囲の他者にサポートを要請したり承諾してもらうこともできるだろう、

 

という確信に近い認知のことを言います。

 

共依存からの脱却において、自己肯定感を高めるためにこの自己効力感も同時進行で高めていく必要があります。

ではなぜ自己肯定感を高めることが重要なのかについてもう少し突っ込んで見ていきましょう。

【物事の認知が人それぞれ違うということ】

ある出来事や他者からの言動に対して、ポジティブに捉える人とネガティブに捉える人がいます。


もちろんポジティブに捉える人の方が心が安定しているということは言うまでもありません。


自己肯定感が高いからポジティブに捉えることができる、


とも言えますし、


意識してポジティブに捉えるようにすることで、自己肯定感を下げない、もしくは維持しているのかもしれません。


当然育った環境や親の思考パターンや行動パターンに影響を受けることはあります。


【物事そのものには意味はない、意味をつけるのはあなた】

 

そしてもう一つ、
物事そのものには意味はないのです。
物事をどう捉えるかはあなた次第なのです。


自己肯定感を高めるということは良好な人間関係の構築には必要なものです。

 

どうしてそのような意味付けをしてしまうのか、
自分を知ることも大切になりますね。

 

例えば、パートナーの不倫が発覚したとしましょう。

当然驚き悲しむわけですが、
自己肯定感が高ければ余裕が生まれるのです。

許すか許さないかは別として、
すぐに問い詰めたり不倫相手と連絡をとろうとしたりといった行動を抑制できるのです。

パートナーや不倫相手に関して、
「困った人たちだなぁ」とゆったり構えられるわけです。

それからゆっくり今後のことを考えることができるのです。

パートナーの一時の気の迷いかもしれません。

慌てておおごとにしてしまえば彼らも慌てて口を噤んでしまうこともあり得ます。

あくまでもこれは例の一つですが、
ある物事よりもイメージとして自分の方が大きくなってしまえば、
感情が揺さぶられることもなく、ドンと構えることができるのです。

最後に、よくある自己肯定感についての誤解を書いておきたいと思います。

 

自己肯定感が上がると、怒りや悲しみや辛さといったいわゆるネガティブな感情がなくなる、0になる、と勘違いしている人がいます。

 

が、決してなくなるわけではありません。
なくなったら人間ではありません。

 

では自己肯定感が上がるとどうなるかというと、
怒りや悲しみや辛さといった感情を認めることができ、さらに整理できるようになり、それらの感情をプラスに活かせるようになります。
そして「そのようにできる」という自信への確信(自己効力感)も持てるようになります。

 

誰にも悲しいこと辛いことは起きるのです。
そこからは誰も逃れることはできません。

 

ただし自己肯定感が上がると、そうしたことが起きても、

 

「まあどうにかなるだろう」「なんとか立ち直れるだろう」

 

という感覚(自己効力感)を持てるようになるのです。

 

この余裕が「生きやすさ」と言えるでしょう。

 

「自己肯定感が高い人は怒りや悲しみや辛いという気持ちを持つことはない」
と思っているとそこを目指すので一生到達できません。

 

なぜならネガティブな気持ちが出てこない人なんていないからです。

 

ネガティブな気持ちが出ないようにするなんてことはありえないからです。

 

もしあるとしたら、本当はネガティブな気持ちが出ているのにそれに自分で気が付いていないだけです。

 

自己肯定感を上げたいという人は、「自己肯定感が高い人」というのがどういう人なのかの認識を改めることが先です。

 

自己肯定感が低い人が最低限やれることとしては、

 

怒りや悲しみや辛いという気持ちが出てきた時に、「またネガティブな気持ちを持ってしまった」という罪悪感や自責でネガティブな気持ちを増幅させないことです。

 

自己肯定感が高い人だってネガティブな気持ちを持つのです。

 

ただしそこからの立ち直り能力(レジリエンス)が高いことやネガティブな気持ちの利用法を知っているだけなのです。

 

そういう意味では、自己肯定感が本当は高めな人なのに「自己肯定感が高い人=ネガティブな気持ちを持たない」と勘違いしていることで、ネガティブな気持ちを持ってしまう自分を勝手に「自分は自己肯定感が低い」と言っている人もいるかもしれないのです。

 

絶対に達成されることのないこと(ネガティブな気持ちを持たない)を目標にして勝手にヒーヒーしている人もいるかもしれない、ということです。

 

ですから最低限できることとして、ネガティブな気持ちを持つことそれ自体を否定しないことです。
ネガティブな気持ちを持った自分を否定しないことです。

 

自滅しないことです。まずはそこからです。
できることからはじめましょう。

 

上辺だけのポジティブな人というのは辛い現実から目を背けている(自己受容という土台がない)だけであり、本当の自信でも強さでもありません。

 

そこを勘違いしてはいけません。
こういう人は本当は物凄く脆いのです。


そういう間違った人に憧れてはいけません。

目標にしてはいけない人です。

 

そういう上辺だけのポジティブを目指すセミナーとかよくありますよね。
そういうものに騙されないようにしましょう。

 

外から見た感じで自信や強さは判断できません。
上辺で人を判断しないことです。

 

自己肯定感が低い人はまず「自己肯定感が高い人」とはどんな人なのかを知ることが先決です。

 

共依存脱却において必須なこと、
それは自己肯定感を高めること、
と同時に自己効力感を高めること、
そのためには前提として自己受容が必要であること、


おわかりいただけたでしょうか。
これらの実現のお手伝いをさせていただきます。

 

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この記事を書いた人
共依存・夫婦問題カウンセラー大村祐輔 9年間で約800人、60分×約13,000回のカウンセリング実績から得た知識や経験を還元できるよう日々尽力しています。 大村の理念は「夫婦問題を解決して終わりじゃない」「離婚して終わりじゃない」「根本からの自己改革」です。 共依存で悩むあなたに「とことん付き合う」の精神で活動しています。 日本学術会議協力学術研究団体 メンタルケア学術学会認定 メンタルケア心理士 資格番号E1607030023 一般社団法人 ハッピーライフカウンセリング協会認定 離婚カウンセラー 会員番号200017 →詳しいプロフィールはこちら