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自分の立ち位置を正しく知ること:相手を客観的に見る方法

はじめに

カウンセリングで多くの方とお話しする中で、気づいたことがあります。

 

それは、自分の立ち位置を客観的に知り、それを正しく受け入れることの重要性です。

 

これができていないことが原因で、夫婦関係はもちろん、あらゆる人間関係でトラブルが生じているケースが非常に多いのです。

問題の構造:なぜ相手を過度に批判してしまうのか

評価のズレが生む誤解

分かりやすく数字で説明してみましょう。

 

ある能力について1〜10の段階(1が低く、10が高い)で評価するとします。

客観的に見てあなたが7〜10レベルの能力を持っているとしても、自己評価が低いために「自分は4〜6(平均的)」だと思い込んでいるとします。

 

すると何が起こるでしょうか?

 

あなたより能力の低い人(実際は4〜6レベル)に出会った時、「この人は、平均レベルである自分より劣っている」と判断し、その人を1〜3レベルと評価してしまうのです。

 

実際は平均的な人を、極端に能力が低い人として判断してしまうということが起きるのです。

具体例1:人の気持ちを察する力

カウンセリングを受ける方の特徴

私のお客様の多くは、幼少期から親の顔色をうかがって生きてきたということが多いです。

 

そのため、人の気持ちを察する力が非常に高い方が多いです。

客観的に見ると、7〜10レベルの能力を持っています。

 

しかし、ご本人は自分を平均的(4〜6レベル)だと思っています。

夫婦関係で起こる問題

このズレが夫婦関係で問題を引き起こします。

 

パートナーが自分ほど気持ちを察してくれない時、「この人は、平均レべルである自分より察する力がない」と判断し、パートナーを1〜3レベルと評価してしまいます。

 

その結果、「あなたは人の気持ちが全然分からない人だ!」と必要以上に責めてしまうのです。

 

パートナーからすれば、「これまで他の人にそんなことを言われたことはないのに…」と困惑してしまいます。

正しい認識があれば

もし自分の能力を7〜10レベルと正しく認識していれば、「自分が人より察することができるだけで、パートナーは平均的。特別責めることではない」と冷静に判断できたはずです。

自己評価が低い人によくある特徴

私のお客様によく見られる、人より優れている能力は以下のようなものです(これらは共依存の特徴でもあります):

 

空気を読む力

先のことを考える力

先回りして相手のためにしてあげる力

人の気持ちを察する力

 

しかし、これらの能力について「自分は人より優れている」という認識がほとんどありません。

具体例2:傷つきやすさ

別の角度から見た問題

お客様の多くは非常に傷つきやすい方です。

 

しかし、自分を基準に他者を判断してしまうため、別の問題が生じます。

 

実際は相手があまり傷つかないタイプなのに、「相手も自分と同じくらい傷つきやすいだろう」と判断してしまうのです。

人間関係への影響

その結果、不要な気遣いをして無難な会話しかできなくなり、相手との関係が深まらないという問題が起こります。

 

自分が人より傷つきやすいと分かっていれば、「相手はもう少し踏み込んだ話をしても大丈夫」と判断でき、より深い関係を築けるはずです。

様々な分野で応用できる考え方

この「立ち位置を知る」ことの重要性は、以下のような様々な分野に当てはまります:

 

意見を言う力

物事を深く考える力

多角的思考力

こだわりの強さ

記憶力・判断力

自分の立ち位置を知る方法

1. 経験を増やす

多くの人と触れ合い、様々なタイプの人がいることを実際に知る

2. 客観的な意見を求める

多くの人と接している専門家(カウンセラーなど)に自分の立ち位置を聞く

 

これらは簡単に身につくものではありません。

だからこそ、専門家のサポートが必要なのです。

注意すべきポイント

人間関係で問題を起こさないために、以下の点に注意しましょう:

 

何事においても自分基準で判断しない

無条件に自分を標準に置かない

自分の経験や理解力を過信しない

重要な補足:察することと理解することは別

最後に大切な補足です。

 

人の気持ちを察することと、実際に相手の気持ちを理解することは全く別のことです。

 

察したり顔色をうかがったりした時に感じたことが、本当に相手の気持ちと一致しているかを確認していますか?

 

相手に確認もせずに「察した=理解した」と思い込まないよう注意しましょう。過信は禁物です。

まとめ

自分の立ち位置を正しく知り、受け入れることは:

 

他者への適切な評価につながる

不要な対立を避けられる

より良い人間関係を築ける

 

謙虚でいることは大切ですが、心の中では自分の得意分野について「自分はできる方だ」と認識しておくことが、健全な人間関係の基盤となるのです。

この記事を書いた人
共依存・夫婦問題カウンセラー大村祐輔
9年間で約800人、60分×約13,000回のカウンセリング実績から得た知識や経験を還元できるよう日々尽力しています。
大村の理念は「夫婦問題を解決して終わりじゃない」「離婚して終わりじゃない」「根本からの自己改革」です。
共依存で悩むあなたに「とことん付き合う」の精神で活動しています。
日本学術会議協力学術研究団体 メンタルケア学術学会認定 メンタルケア心理士 資格番号E1607030023
一般社団法人 ハッピーライフカウンセリング協会認定 離婚カウンセラー 会員番号200017
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