「この関係、もしかして普通じゃないかも…」「なぜかいつも人間関係でつまずいてしまう」
そんな風に感じているなら、一度立ち止まってご自身の心の状態を客観的に見つめてみませんか?
このページでは、「共依存」と「アダルトチルドレン(AC)」という2つの視点から、あなたの現在の状態を可視化するためのチェックリストを提供します。
本記事のチェックリストは、医学的な診断を下すものではありません。ご自身の心理的な傾向や行動パターンに気づき、客観的に自己理解を深めるための一つのツールとしてご活用ください。 チェックの数だけで一喜一憂せず、もし長期間にわたって困りごとが続いている場合は、専門家と一緒に状況を整理することをお勧めします。
「共依存」と「アダルトチルドレン」の基本的な違いや関係性について、まず全体像を理解したい方は、こちらの記事をご覧ください↓
もしかして共依存?あなたの「関係性のクセ」をチェック
これから挙げる項目は、他者との関係において、自分を犠牲にして相手を優先してしまう「共依存」の傾向がどれくらいあるかを示しています。
当てはまる数が多いほど、無意識のうちに相手に尽くしすぎることで、かえって関係を不健全にしている可能性があります。
いかがでしたでしょうか。
共依存の傾向がある人は、相手の気持ちを優先することに慣れすぎて、自分の本当の気持ちが分からなくなっていることが少なくありません。
「自分以外の誰か」がいないと、自分の存在を確認できないのです。
大村カウンセラー
また、チェックリストは、自分ひとりだと気づきにくい項目が多いです。
実際にカウンセリングで一緒に確認していくと、ご本人は「当てはまらない」と思っていた内容が、話を聞くうちに「やっぱり当てはまりますね」と整理できることも少なくありません。
もし自身の判断に少しでも不安がある場合は、ひとりで抱え込まずご相談くださいね。
「生きづらさ」の正体は?あなたのアダルトチルドレン度をチェック
次に、あなたの「生きづらさ」が、子ども時代の経験に根ざした「アダルトチルドレン(AC)」の特性とどのくらい関連しているかを見ていきましょう。
当てはまる数が多いほど、知らず知らずのうちに身につけてしまった「生き方のクセ」が、現在のあなたを縛っている可能性があります。
チェックリスト
これらの項目の根底には、見捨てられることへの不安や、「良い子でいなければ愛されない」という条件付きの愛情で育てられた経験が隠れていることが多くあります。
自分の軸がなく、常に他人を主体として生きていることが、生きづらさの根幹にあるのです。
よくある質問(FAQ)
Q1. チェックがたくさん付きました。私はもうダメなのでしょうか?
A1. いいえ、決してそんなことはありません。チェックリストは、あなたがこれまでどれだけ懸命に環境に適応しようと頑張ってきたかの「証」でもあります。問題に気づけたこと自体が、変化への最も重要な第一歩です。
Q2. 共依存とアダルトチルドレン、両方にたくさん当てはまります。どう考えれば良いですか?
A. それは決して珍しいことではありません。多くの場合、アダルトチルドレンという「性質」が原因となり、共依存という「関係性」の問題を引き起こします。両方に当てはまる方は、まずご自身の生育歴と現在の人間関係の両方に目を向ける必要がある、というサインです。
Q3. チェックがほとんど付きませんでしたが、それでも生きづらいです。
A. チェックリストは万能ではありません。項目に当てはまらなくても、言葉にできない「生きづらさ」を感じている方は多くいらっしゃいます。リストの結果よりも、あなたご自身の「苦しい」という感覚を何よりも大切にしてください。
Q4. このチェック結果をパートナーに見せても良いでしょうか?
A. まずはご自身の理解のために使うことをお勧めします。相手に見せることで関係が悪化するケースも少なくありません。相手に変化を求める前に、まずご自身が「なぜこの結果になったのか」を深く理解することが、遠回りのようで最も確実な解決への道です。
Q5. 自分でチェックするだけでは、よく分かりませんでした。
A. 自己分析には限界があります。客観的な視点を取り入れることで、ご自身では気づかなかった問題の核心が見えることは非常に多いです。カウンセリングでは、ご本人が「当てはまらない」と思っていた項目が、対話を通じて「実は当てはまっていた」と腑に落ちることもよくあります。一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。
免責事項(必ずお読みください)
本記事は、共依存およびアダルトチルドレンに関する一般的な情報提供を目的としており、医学的診断や治療を行うものではありません。「共依存」「アダルトチルドレン」は医学的な正式診断名ではなく、概念として用いられることが多い言葉です。同じ言葉で表現される状態であっても、背景や程度、必要な支援は人によって異なります。本記事内のチェックリストや特徴は自己理解のための目安です。該当数のみでご自身や他者を決めつけたり、関係の責任を一方に固定したりしないようご注意ください。強い抑うつ、不安、トラウマ症状、暴力や脅迫など安全に関わる問題がある場合は、医療機関や公的相談窓口などの専門機関にご相談ください。本記事は、共依存・夫婦関係の整理を専門とするカウンセラーとしての相談経験をもとに構成していますが、効果や結果を保証するものではありません。
参考文献・関連資料
- 『共依存症 いつも他人に振り回される人たち』 (メロディ・ビーティ, 1999年)
- 『アダルト・チャイルドが自分と向きあう本』 (アスク・ヒューマン・ケア, 2008年)
- 『「本当の自分」を取りもどすための5つのステップ―アダルト・チルドレンの生き方さがし』 (西尾 和美, 2000年)
- 『境界線―バウンダリーズ』 (ヘンリー・クラウド, ジョン・タウンゼント, 2004年)







