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信頼できるかどうかを見抜くポイント:言動と行動は一致しているか

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共依存・夫婦問題カウンセラー大村祐輔です。 

言動と行動は一致しているか

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パートナー(夫や妻)を信じることができるかできないか、
パートナーと今後一緒にやっていけるかどうか、
それらを見極めるには、言動と行動が一致しているかどうか、を見ることです。
(思考と言動と行動が一致しているか、というように、「思考」を含めても良いです。)
DVやモラハラ、不倫をされてしまった後の話し合い等で、

  • 「もうしないから」
  • 「これからは○○するようにするから」

と約束をされることがあるかと思いますが、今後はそれらがちゃんと実行されるかどうか、を注視して判断してください。
言うだけなら、約束するだけなら、誰にでもできますからね。
逆の立場で考えるなら、行動に移せないなら、むしろ最初から言わない方が良いです。
有限不実行は信頼を失います。
言動と行動を一致させるというのは、自分の発言に責任を持つということです。
特にモラハラ加害者は責任から逃れる人が多いですからね。
また、

  • 「子供のために」
  • 「子供を愛している」

と言う人もいますが、その言動に行動が伴っているか、ちゃんと見てくださいね。
熱く言う割に行動が伴っていない人は結構いますからね。

こういう人に限って…

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行動が伴わない口だけの人に限って、普段何もしていないのに親権を取ろうとします。
自分が育児をできないこともわかっていません(自分が普段やっている少しのことがすべてだと思い込んでいます。パートナーが普段やってくれている、自分が見ていない部分は想像できません)。
子供に嫌われていることにも気付きません(「自分が子供を好きなら子供も自分を好きだろう」というように、自他の区別がつかない人も多いです。自分が遊びたいときだけ遊び、子供が遊んでほしいという時は遊ばない人が多いです。それで自分は良い親だと思っています)。
このような人は、自分の言動と行動が一致していると本気で思っています。
自分のことが全く見えていないのです。
言うまでもなく、自己愛性パーソナリティ障害やアスペルガー症候群の人に多いです。

本当に愛されているのか

また、パートナー(夫や妻)に本当に愛されているのか、気になる人も多いかもしれません。
パートナーに直接聞くと鬱陶しいと思われるかもしれないし…。
直接聞くのは恥ずかしいし…。
そんな時も、パートナーの言動と行動が一致しているか、に注目してみてください。
たくさんの夫婦を見ていると、結婚生活においては、大切に「思う」ということだけでは成り立たないと感じます。
口では何とでも言えるのです。
言うは易く行うは難しです。
パートナーの自分に対する愛情が本物かどうかの判断としては、パートナーの発言ではなく行動で判断してください。
メールや手紙でも何とでも言えます。
パートナーの普段の行動(人格)とメールや手紙で書かれた人格は一致していますか?
単に言葉を見るだけではダメで、文面全体にあふれ出る人格や人間性を読み取るように意識してください。
逆に言えば、自分がパートナーに愛情を伝える時には、言動と行動を一致させることです。

本当の愛情かどうかを見極めるポイント

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見極めるポイントをいくつか載せておきます。

真の愛情

  • 自分の状態に関係なく、いつもベースに優しさや気遣いがある
  • 相手が必要としているタイミングで必要とされていることをしようという意識がある
  • 当たり前過ぎて愛情を示したという意識がないため、自分のしたことを覚えていない
  • 相手の「No」を尊重する
  • 自分が疲れていても相手を優先する場面がある

偽の愛情

  • 自分の気分次第や都合の良い時だけ優しくする
  • 「No」と言われると不機嫌になる
  • 相手が断っても押し通そうとする
  • 見返りを期待している気配がある(したことをよく覚えている)
  • 周囲にアピールするような行動が目立つ

「言動よりも行動で判断しよう」の弊害

これまで、人を見る際には、「言動と行動が一致しているか」で判断しようということを説明しました。
しかし、この考え方には弊害もあると感じます。
ベースはそれで良いのですが、同時に、行動の質やその行動に至ったプロセス等も見ていかないといけないと思います。
なぜなら、お客様のパートナー(夫や妻)や親(毒親)の中には、「◯◯するね」と言ったことをちゃんと実際に行動している人もいるからです。
「行動しているからこの人は大丈夫」と安易に安心してはいけないということです。
彼らにはいくつか特徴があります。

  • 相手が求めるものではなく自分が与えたいことをするのでズレが生じる
  • 相手の反応を見ていないからズレが修正されず同じことを繰り返す
  • 相手を見ていない(相手を自分が見たいように見ている)
  • ◯◯してくれても奪われる感覚がある(takeのためのgive感がある)
  • 「◯◯する」ということの良い面しか見えていない(多角的に見えていない)
  • 「◯◯をしてりゃ良いんでしょ」感が出ている
  • 「何かで学んだことを自分の中で咀嚼せずにそのまましているだけ」感が出ている
  • とにかく愛がなく不自然で浅い

等です。
職場等でも上記のような人がいます。
例えばですが、彼らの中には、これまでにパワハラやセクハラをしてそれを注意された際に、

  • 「〇〇なことをしなきゃ良いんでしょ」
  • 「△△という言葉を言わなきゃ良いんでしょ」

という意識の人が少なからずいます。
結局こういう意識の人というのは、何かを変えたとしてもそれは表面的なものであって、その人の本質が変わっているわけではありません。
そのため、かたちを変えてパワハラやセクハラが行われるでしょう。
つまり、人を判断する時に、もちろん言動よりも行動を意識して見ることは大事ですが、その人の本質を見ることはもっと大事だ、ということです。

加害者たちも情報を見ている

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加害者の人たちもこういった情報は見ていますので、彼らが「言葉ではなく行動で判断しましょう」という考え方を知れば、

  • 「とりあえず行動はしよう」
  • 「行動できないことは言わないようにしよう」

等対策をするでしょう。
私たち(モラハラ被害者)が情報の上っ面しか見えていないなら、彼らに引っかかる可能性が上がってしまいますので気をつけましょう。
モラハラだとか毒親だとかNPDだとかいろいろな人が様々な情報を発信してくれてとてもありがたい時代ですが、この手の情報に関しては、ある程度浸透してきたらその都度情報の更新・精査・深掘りをしていく必要があると思います。

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